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くすりの引札 薬研

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引札とは、商店が開店の挨拶や大安売りの時に宣伝のために配ったもので、現在のチラシ (広告)にあたります。引札の登場は17世紀後半(天文年間)まで遡るといわれていますが、文化・文政の頃から広告メディアとしての位置を確立しました。 この引札は木版単色刷ですが、明治期に入ると多色刷りの美しい引札が登場し、めでたい図柄や物語性のあるものなど多彩になってきます。

津村順天堂引き札

津村順天堂 引札



玉田薬館引き札

玉田薬館 引札


 
薬研(やげん)は、漢方薬などをつくるとき、薬材を細粉にひくのにもちいる器具。

薬研

 

紙屋正吉時代から使用していた薬研

薬研(やげん)は、漢方薬などをつくるとき、薬材を細粉にひくのにもちいる器具。「くすりおろし」ともいう。かつては石製のものが多かった が、今日では金属製のものが多い。中に窪みのある小舟型の器具の窪んだ箇所に、薬効のある草、根、木、乾燥させた動物質 のもの、鉱物などの薬材をいれ、軸を通した車輪の軸の両端に両手を置き、これを前後に往復させることによって、薬材を押し砕いて細粉にする。唐辛子の調製などにも利用された。なお、小舟部分の断面はV字形となっているところから、城の防御施設において、断面U字形の空堀を「箱堀」などというのに対し、断面V字形の堀を「薬研堀」と称した。


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